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就職活動体験記

氏名:呉 夢珊

今の状況:2011年4月に横浜YMCAに入職予定。

ここ数年来ずっと不景気が続いている日本で、外国人として、日本人の方々と同じプラットフォームで競って就職活動を行うのは、確かに大変なことだと思います。いろいろな面接を経験して、失敗を味わって、成長・成功してきた同期の友達と比べると、私の就活体験が取るに足りないでしょう。多くのNGOは給料がわりと低くて人材(別に自分がまともな人材ではないですけど)を集めるのも大変なので、その採用条件が大手会社と比べると甘いところもあります。また、当時私の志望としては、ほぼ横浜YMCA一社しかなかったので、さまざまな説明会や面接に参加する手間は抜きました。それと、田島先生と上海YMCA総幹事さんの推薦状にもとても力を貸していただきました。

 

 実は日本に留学してからNGOの存在を初めて知りました。最初は単なるボランティア活動に興味があり、知的障害のある子供たちと遊びに行ったとかのこともありますが、何も深く考えていなかったのです。NGOのことに着目して真剣に考えるようになったのは、自分の研究が中国のNGOに関するテーマに変わってからのことです。またその時、友達と一緒にアルバイトのために関内へ通うたびに、YMCAの看板を見て、卒業後そこで働ければいいなと憧れていました。単に「NGOで働いてみよう」と「横浜好き~~~」という感覚で、一応「目標」を決めました。当時横浜YMCAが新卒を募集するかどうかはまだ分からなかったけれど、いろいろ調べた結果、一般的にNGOの職員採用条件としては、「2・3年間の実務経験」とかが必要だと分かりました。自分の経験不足を少し補うために、2010年10月から、オックスファム・ジャパン(Oxfam Japan)という国際NGOで週2回のインターンを始めました。その後は、説明会、筆記試験、一次面接(当時ちょうど中国でフィールド調査していたので、人事の方が大目に見ていただいたおかげで、一次面接は抜きました)、最終面接という流れで、無事に合格しました。なので、今まで、まともな面接の経験は、一回しかありません。もっと面接時の応対とかの経験を後輩に伝えることができればと思いますが、さすがに自分の経験はあまり参考になれないかもしれません。私が面接の前日に、面接時聞かれそうな問題を考えて、答えについてもちゃんと日本語を整理してスクリプトを書いて覚えました――しかし翌日面接に1時間遅刻してしまって、準備した内容は瞬間にすっかり忘れましたけど…

 

 このように自分の就職活動を振り返してみると、ますます自分の経験が参考になれないと感じが強くなります。強いて先輩のふりをして、何かアドバイスを言わせてもらえれば、

(1) 私みたいにいい加減な理由で目標を立てるより、大学/大学院時代にご自分の将来についてきちんと明確にさせ、その目標に応じて計画を立てて、その計画を行動に移すのは大事なことではないでしょうか。まあ、でも23、24歳の頃すでにこれから自分がどのような道を歩んでいくのかはっきり分かっている人は、多分少ないでしょう。模索しながら、だんだん方向が明確になるでしょう。私にとって、就職先が決まっても、いまだに模索中です。

(2)面接の前に、ちゃんと準備しなければなりません。使えない時もありますけど、考えの整理(外国人としての私たちにとって言葉の整理も含めて)にもなりますので、やはり準備したほうがいいです。

(3)「絶対、私みたいに遅刻しないでください!!」ということ。私が悪い手本です!すみません!! =.=

 

 以上で少しでもご参考になればと思います。みなさん就職活動が順調に進んでいくようにお祈りします。頑張ってください~~

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